バランスを欠いた現代の食事
昨日食べたものを思い浮かべてください。加工食品でないものはいくつありましたか?
加工食品は、その製造過程で熱や水を加えられることによって微量栄養素が失われてしまうのです。
微量栄養素が1つでもカラダからなくなると、あなたはどうなってしまうのかご存知ですか?
カラダは様々な化学反応によって生命維持活動を行っていますが、化学反応を起こすには材料が必要となります。
自分で作れない材料は食事から取り入れなければなりませんよね。
その材料となるのが食べ物に含まれる栄養素です。
あなたはあなたが満足するために、自分の好きな食事をとりますよね。味覚を満たすため、のどごしの爽快感を得るため、胃袋を満たすため、何となく口寂しいから・・・
昼食にラーメンを食べるとき、そのラーメンの「味」と「のどごし」を欲しいと思うのはあなたであって、あなたのカラダはラーメンに含まれる栄養素を欲しがっているのです。
セット料金でもないのに、「餃子もつけようかな」とふと思ったら、それはあなたのカラダから「餃子に含まれる栄養素が必要だぞ」という声が聞こえたのかもしれませんね。(笑)
栄養素が1つでも欠けるとどうなる?
カラダを健康に維持するために必要な栄養素は約50種類ほどと言われています。それぞれの栄養素の必要な量は種類によって大きく異なります。
一般的に、栄養は大きく3つの栄養素を指し、3大栄養素と言われています。
・タンパク質・・・主にカラダを作る原料となります。
炭水化物、脂質・・・主にカラダを動かす燃料となります。
そしてこの他にビタミン、ミネラル、食物繊維などの微量栄養素も加え、6大栄養素と呼ぶこともあります。微量栄養素の仕事は3大栄養素を体内で使うための補助的な仕事をすることです。
そして最近では、「ファイトニュートリエント」を加えて、7大栄養素と呼ぶ人もいます。
ファイトニュートリエントとは、野菜や果物に含まれる成分のうち、カラダにいい効果があることはわかっているけれど、未だ解明されていない栄養素のことを言います。
ご存知でしたか?
栄養素の重要性に順番はないのです。どの栄養素が足りなくなってもカラダは調子をくずして、健康レベルを下げてしまいます。
ほんの微量を摂取すればいい栄養素でも絶対に必要なのです。
別に食べたいと感じない微量栄養素かもしれませんが、カラダの中からなくなるとどうなると思います?
微量栄養素でもカラダの中から1つでもなくなれば、あなたは死んでしまうのです。
微量栄養素の重要性は大量に必要となる3大栄養素と変わらないのです。
バランスを欠いた現代の食事
栄養素はチームとして働きます。例えば、
・脂肪を非常用のエネルギーとしてカラダの中に蓄えるには、マンガンやマグネシウムが必要。
・糖分をカラダの中でエネルギーに変換するためには、ミネラルのクロム、ナイアシンなどが必要。
・糖を細胞内に取り入れる為に必要なインスリン(インシュリン)というホルモンを作るためには、亜鉛が必要で、その際には、亜鉛とリンが一緒に働く。
・リンが無ければ糖分をエネルギーに変えるためのナイアシンが吸収されない。
・脂肪の燃焼を助けるには、ビチオンが必要で、マンガンがビチオンの酵素活性を促す。ビチオンはまた、ビタミンCの活性も助ける。
・骨を作るためには、カルシウムが必要であると同時に、骨に定着させる為にはビタミンDも必要。
・カルシウムとマグネシウムの良いバランスが取れていれば、血管の状態が良好に保てる。
・カルシウムと一緒に働くビタミンDがビタミンAの吸収を助け、ビタミンAはベータカロチンにも助けられる。
・ベータカロチンは独自でも抗酸化作用があり、ビタミンAが足りなくなったら、ビタミンAの役目もしてくれる。
・ビタミンEも抗酸化作用があるが、ビタミンCなどの助けを借りればその威力が増す。
・古くなったタンパク質は酵素によって分解され、様々なビタミンの助けを得て新しいアミノ酸から新しいタンパク質が作られる。
栄養素の働きは微妙なバランスの上で成り立っています。
50個の栄養素のうち49個を100%カラダが満足するだけとっていても、ひとつだけ30%の量しかとらなければ、全ての栄養素の働きは30%に抑えられてしまいます。
バランスよく栄養をとることができなければ、残りの70%は無駄になってしまうのです。
木でできた水の入った樽を思い浮かべてください。
水の量が、あなたの健康状態の目盛りです。一枚一枚の木片が栄養素で、木片の長さが栄養素の量を表しています。
一つの木片の長さが他よりも短ければ、樽の中の水はこぼれて減ってしまいますよね。
もし木片が一つでもはがれ落ちれば、樽の中の水は全てこぼれて無くなってしまいます。
あなたの健康状態をレベルアップさせるには、バランスよく全ての栄養素をとる必要があるのです。
しかし、現代の食生活からは、バランスよくすべての栄養素をとることが難しくなってしまいました。
あなたが昨日食べた物を思い浮かべて下さい。加工食品でないものはいくつありましたか?
加工食品はその製造過程で、熱を加えられることによって微量栄養素が破壊されていきます。
そして、あなたの味覚を満足させるために、大量の砂糖や塩分などが加えられ、栄養のバランスを欠いてしまいます。カロリーだけは十分あっても、栄養的にはスカスカ状態です。
こう考えると、ビタミン・ミネラル・食物繊維部分を取り除いてしまった精白米や精製した小麦粉から作られた食パンなんかも加工食品と言えますね。
外食は多い方ですか?外食するときのメニューを考えてみてください。
肉料理や揚げ物が多くないですか?家庭料理でもその傾向がありそうですね。
肉料理や揚げ物は調理が比較的簡単ですから、その経済効率を考えれば仕方がない事ですね。
肉自体はすぐれたタンパク源ですが、同時に脂肪も多くとることになります。肉料理に多く含まれる飽和脂肪酸の取りすぎは、肥満、動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病を引き起こす原因となります。
さらに肉を焼くときや揚げ物に使われる植物油は、不飽和脂肪酸のオメガ6系が使われています。使いすぎればオメガ3系とのバランスを崩しています。
現代の食事では、肉料理を多くとりすぎる傾向がありますので、バランス的に野菜を多くとらなければならないことは、あなたもわかっていますよね?
でも、肝心の野菜にも問題があるのです(続きは次のページで!)。
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