酵素だけではダメなんです!
カラダの中で起こる化学反応=代謝によって、生命活動は行われています。そして、その化学反応には、酵素が重要な役割をしているのです。
しかし、それだけではダメなんです。更に酵素を補う「アレ」がないとたいへんなことになります。
酵素を補う「アレ」とはいったい何なのでしょうか?
あなたが生きていくためには、酵素がたいへん重要な役割を果たしています。適切なタイミングで、すばやく化学反応(=代謝)が起きなければ、カラダは生命維持活動を行うことができなくなります。
酵素はカラダの中の化学反応の速度を高める物質で、触媒の役目をしています。
酵素は、大きく分けて2つの種類に分かれます。
(1)体内で自然に作られる潜在酵素(消化酵素、吸収酵素、代謝酵素、燃焼酵素など)
(2)生の食物や発酵食品に含まれている(食物酵素など)
それでは、これらの酵素はどんな仕事をカラダの中でしているのでしょう?
酵素の働きとは、体の中の化学物質AとBから、Cを瞬時に合成したり、化学物質DをEとFに瞬時に分解しているのです。
カラダを作る細胞の中では、さまざまな形をした、たくさんの化学物質が自由に動き回っています。酵素の表面にはすき間があって、化学物質AとBをそのすき間にいれます。いったん酵素のすき間に入ると、化学物質AとBは互いの凹凸が合致する向きになり、ぴったりとくっついて化学物質Cに変化します。
酵素と化学物質の関係は、よく、鍵(かぎ)と錠(じょう)に例えられます。
酵素のすき間に化学物質がすっぽりと入り、化学反応が起きます。
そして、ひとつの鍵にひとつの錠しか使えないように、ひとつの酵素は1種類の化学反応に対してだけ働いています。
ですから、カラダの中で起こる化学反応の数だけ酵素があります。しかし、その全てが分かっているわけではありません。現在約3000種の酵素が見つかっています。
でも補酵素の助けがなければ働けない・・・
全ての酵素はタンパク質からできていますが、その形は完成品ではありません。酵素のすき間は、化学物質の形とぴったりとはフィットしていないのです。
化学物質がぴったり収まるようにするためには、すき間を埋めてくれる他の物質が必要となります。その物質が「補酵素」と呼ばれ、補酵素がなければ酵素は触媒としての機能を果たせません。
つまり、
補酵素の欠乏 = 酵素が働けない = 化学反応が起きない = 代謝が行えない = 生命維持活動が行えない
ということになります。
この補酵素の働きをするのが、ビタミンやミネラルなのです。
ビタミンやミネラルはカラダにとって微量で十分だけれど、必須栄養素とされている理由がここにもあるのです。
ビタミンやミネラルはそれぞれ単体としても働きますが、補酵素の働きとして特に重要なのが、ミネラルではマグネシウムと亜鉛、ビタミンではB群です。
また、悲しい現実なのですが、これらの補酵素は、カラダの中では自然に作ることができないのです。
それゆえ、カラダの中で作れないものは、外から取り入れるしかない・・・。
覚えておいてくださいね。
<余談ですが・・・>
缶詰食品は、缶を開けなければ何年も保存できますよね。あれは、製造時に熱や酸を使って、酵素を壊してあるからです。細胞内に化学物質はあるのですが、酵素がいないために、何年間も変化が起こりません。
それゆえ目に見える化学変化が起こるまでには、膨大な時間が必要となります。
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