意外とローテクな抗酸化戦士たち
あなたはフリーラジカル源である酸素を吸収しながらも、生きていられます。
それは、カラダの中にある活性酸素を除去してくれる酵素や、その酵素を助ける抗酸化栄養素を食品から取り入れているからなのです。
そんな栄養素たちの「非効率」で「かっこ悪い」活性酸素撃退方法をご紹介します。
あなたのカラダには「活性酸素」と戦い、あなたの細胞を守ってくれる物質が必要です。
それが、「抗酸化栄養素」です。
しかし、ビタミンCやビタミンEなどの栄養素を単独で摂っていても、抗酸化の面ではあまり役に立たないのです。
カラダのなかで活性酸素を放置しておくと細胞の機能が低下して、健康状態を悪化さて、その結果として老化現象を進行させます。
カラダがフリーラジカル源である酸素を吸収しながら生きていられるのは、活性酸素を除去する酵素SOD(スーパーオキシード・ペルオキシダーゼ)などをカラダに持っていたり、それを助ける抗酸化栄養素を食品から取り入れているからなのです。
では、抗酸化栄養素には一体どのようなものがあるのでしょうか?
抗酸化栄養素の主なものとしては、セレニウム、ビタミンE、ビタミンC、ベータカロチン、フラボノイド、コエンザイムQ10などがあげられ、その数は数十種類に及びます。
抗酸化栄養素は、活性酸素が細胞膜に届く手前で攻撃して、活性酸素を無害なかたちにしてくれています。
具体的には、自分の持っている水素電子を活性酸素に渡して、活性酸素を安定化させるのです。
活性酸素撃退法はバケツリレー!
しかし、これら抗酸化栄養素の活性酸素退治方法は、決して効率の良いものとは言えません。ちょっとかっこ悪いです。
例えば、ビタミンEは活性酸素を無害なかたちに分解しますが、一度攻撃すればもう役立たずとなり、それ以上攻撃することができなくなります。
しかし、そのそばに他の抗酸化栄養素が控えていれば、攻撃し続けることは可能なのです。
つまり、火事場のバケツリレーみたいな方法なのです。
燃え上がる炎(活性酸素)の最前線では水の入ったバケツを1個だけ持ったビタミンEが勇敢に炎に水をかけます。
ビタミンEはバケツを1個しか持っていないので、これ以上炎に立ち向かうことはできません。
しかし、同時にそこにビタミンCがいると、自分がもっていたバケツをビタミンEに渡してくれます。
ただ、このビタミンCも1個しかバケツを持っていません。そこで、さらに後ろにビタミンB2かナイアシンがたくさんいれば、ビタミンCにそれだけたくさんのバケツを渡してくれます。
こうしたバックアップがあれば、ビタミンEの消火活動は、次々と燃え移る炎を消し止める(活性酸素をやっつける)事ができるようになります。
つまり、同じ種類のビタミン同士では、バケツのやり取りができないので、一種類のビタミンだけを摂るより、何種類もまとめて摂ったほうが相乗的に抗酸化力が高まるということです。
「ビタミンE,ビタミンC,ビタミンB2,ナイアシン」のバケツリレーセットに加えて、ベータカロチン、セレニウム、その他様々な抗酸化栄養素を総合的に摂れば、活性酸素に対してより効果的な対処ができます。
<余談ですが・・・>
人間以外の動物のほとんどは、ビタミンCを体内で作っています。
例えば、草食動物が肉食動物に襲われて逃げているときにはものすごい ストレスが生じ、草食動物の体内では活性酸素が発生しています。そういった時には、体内で大量のビタミンCを合成しています。
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